転職前に

絶対にやめるか、残る可能性があるか

前置き  会社に残って我慢するか、さっさと辞めるか。 これは個々に条件が違うし、本人の状態(年齢、経験、資格等) も違うし、仕事にこだわる部分も違うので、はっきりとこうだとは言えません。 ネット掲示板などの書き込みを見ると大概 「3年は我慢したほうが良い」「自己評価が高過ぎるのでは」などなど、どちらかと言うと 残ったほうが良いという意見が散見されます。 が、私なりの意見をここにしたためておきます。

残ることを考慮にいれるべき人  新卒 生え抜き 大企業 不満改善の可能あり
やめるべき人  ブラック企業 野望あり 特殊な要望あり 資格の経験を付けたい

残ることを考慮にいれるべき人

残ることを考慮に入れるべき人
新卒・生え抜きの人
大手に務めていて、待遇や人間関係の不満からの転職ならなおのこと。 新卒の方は他社の実態がなかなかわからないものです。もちろん他社と行っても待遇なんて千差万別ですが、 一般的には大手企業のほうがマシですし、生え抜きは優遇するものです。 大手は未だに年功序列の形式が残っており、長年務めることによりメリットが出てくるところが多いです。 思い切って転職した先が中小なら、トイレ掃除のような雑用をやらされたり、 土曜日が休みじゃなかったり、交通費が全額出なかったりという、大手では考えられない事象が起こりえます。 どうしてもという方は、転職エージェントなどに登録し、自分が今と同等の会社に転職可能なのかどうか確かめてみましょう。 なお世の中には嘘求人というものもあるので注意されたし。

大手企業に勤めてる人
新卒の人と同様、中小企業に行って 求人票や面接で話したことと違いガックリさせられる可能性もあります。 待遇面を求めて転職する人はなおさらです。 もちろん大企業でもブラックに近い会社はありますが、 人事部はだいたいある程度まともで、退職の書類ぐらいはちゃんと出してくれます。 ですが中小企業ではこちらから頼んでも離職票を出さなかったり自分の名義を使われ続けられたり、 何をしでかすかわかったものではありません。 ブラックな労働環境でないかぎりは、十分に納得行く転職先を見つけてから退職しましょう。

待遇に不満があり、改善の可能性があり、スキル等がある人
つまり、会社と交渉可能な人です。 幾つか手順があります。一般的な方法として
@会社に相談し「転職も視野に入れている」という。→ 交渉破断した際に残りづらく、転職活動もこれからしなければならない。
  A退職願を出して交渉する。→願いなので取り下げはできるが、やはり残りにくく満足な転職先が見つかるとは限らない。
そもそも@Aを実践するぐらいなら、退職をちらつかせずに単純に相談という形をとったほうが良いでしょう。  
というわけでハゲおっさんおすすめの方法はこちら。 職安なり転職エージェントで納得できる企業を探す→面談する→ 「いつでも来てください」といってもらう(ほぼ内定状態)→ 「他社も受けたいので」といってしばらく待ってもらう→会社と待遇について交渉する。
「いつでも来てください」といってもらうのが無理ってツッコミは無しでお願いします。 いってもらえないひとは、この条件に該当しなかった人ということです。

他の選択肢もあたってみよう(重要)
問題が労働環境や内容、人間関係ならば部署変更や転勤をさせてもらうという手もあります。 待遇に関しても部署が変われば手当や残業代が大きく変わることもあります。
また転職活動前に(ブラック企業や基地外上司でなければ)ぜひ待遇について 会社に相談してみましょう。 殆どの場合、解決にはならないでしょうが、貴方の経験にはなります!  部署変更や転勤に関しても同じです。(転勤が絶対嫌な人はヤラなくてもいい)

やめるべき人

ブラック企業勤務の人
ブラック企業は何も残らない。経験にも金にもならない。逆に全て奪われる。 というのが私の持論です。 2chなどでは「ブラックでも3年は続けろ」「ブラックに居たおかげで根性がついた」 等などの書き込みが見受けられますが、 彼らはたまたま運良く体や精神が丈夫だっただけです。 私のような人間だと半年間耐えただけで疲労感とハゲと歯茎後退します。(実話!) その後5年位引きこもることになりました(実話!)
そもそも転職に失敗しても、ブラック企業なら世の中にいくらでもあります。 帰りたければいつでも同等のブラック企業に戻れるのでノーリスク(笑)なのでさっさとやめましょう。

野望がある人
将来の為に、何らかの経験を積んでおきたい。 お金や経営の近いところに行きたい。 だけど大手企業は相手にしてくれない(年齢・経歴により) という人は勝負しても良いでしょう。 ただし中小企業は求人票でも面接でもウソを付くことがあります。 待遇が下がった上になんの経験にもならないというようなことがあります。 その場合、再び転職活動しなくてはなりません。 疲れますし時間的にも経歴的にもマイナスでしょう。

資格の経験を積みたい人
工業系資格などは試験に合格しただけでは取れず、実務経験が必要だったりします。 また資格を持っていても経験がないと評価されない=条件の良い会社に転職できないものもあります。 会社によっては、自分が積みたい経験がつめる部署や設備自体がなかったり、 あっても移動させてくれない場合、これも転職するしか無いでしょう。 ただし注意。「経験を積むための丁稚奉公だ」と待遇の低すぎる会社に入ると騙される可能性があります。 面接などで約束していたにもかかわらす、 経験を積める仕事に割り振ってもらえなかったり、関われても実務証明をしてもらえなかったりする場合もあります。 そうなると、金をもらえず経験も積めず年をとる=転職市場での価値が上がらないどころか下がる=キャリアに大きく響くことになります。 なのでできるだけ後述のまともな会社を見つけてキャリアアップしましょう。

特別な要望がある人
○○県に住みたい、平日休みがいい、シフト制がいい、 どうしてもこの業界が良い、等など。 このような人も、元の会社にいては可能性が無いのならば 転職するしかないでしょう。 ひつこいようですが中小企業は嘘を付く可能性があります。 なので転職起業の選び方を参考に選びましょう。(後に記載)

納得できる転職先を確保したひと
説明不要ですね。



TOP    著作:ハゲおっさん(旧:若ハゲ)
このページは個人的な趣味で作ったページです。 内容、画像等に問題がある場合はメールください。